ステップ配信 完全ガイド
ステップ配信は、特定のトリガー(友だち追加、タグ付与など)をきっかけに、 あらかじめ設定したメッセージを自動で順番に配信する機能です。 一度設定すれば24時間365日、最適なタイミングで顧客フォローを自動化できます。
ステップ配信とは
🎯 ステップ配信でできること
新規フォロワーの自動育成
友だち追加直後から、段階的に関係性を構築するメッセージを自動送信
時間をかけた教育
1日後、3日後、7日後...と最適なタイミングで情報を小出しに提供
条件分岐で最適化
顧客の反応やタグに応じて、配信内容を自動で切り替え
効果測定
開封率、クリック率、完了率を分析して改善に活かす
一斉配信 vs ステップ配信
| 項目 | 一斉配信 | ステップ配信 |
|---|---|---|
| 配信タイミング | 指定した日時に一斉送信 | トリガー発生から相対的に配信 |
| 用途 | キャンペーン告知、お知らせ | 顧客育成、オンボーディング |
| パーソナライズ | セグメント単位 | 個人の行動に応じて分岐 |
| 運用負荷 | 毎回作成が必要 | 一度設定すれば自動継続 |
活用シーン
美容サロン
ウェルカムシナリオ例
オンライン講座
無料講座→有料講座への導線
ECサイト
購入後フォローシナリオ
シーケンス作成手順
ステップ配信画面を開く
サイドメニューから「ステップ配信」を選択します。
新規シーケンスを作成
右上の「+新規作成」ボタンをクリックします。
基本情報を設定
シーケンス名と説明を入力します。管理しやすい名前をつけましょう。
入力例
| シーケンス名 | 新規友だちウェルカムシナリオ |
|---|---|
| 説明 | 友だち追加後7日間のオンボーディング用 |
トリガーを選択
シーケンスを開始するきっかけを選択します。
ステップを追加
「+ステップを追加」ボタンをクリックして、配信するメッセージを設定します。
各ステップの設定項目
- 配信タイミング トリガーから何分/時間/日後に配信するか
- メッセージ内容 テキスト、画像、テンプレート(カルーセル等)
- タグアクション 配信時に自動でタグを付与/削除
- 条件分岐(オプション) タグの有無で次のステップを変更
プレビューで確認
設定した全ステップをプレビューで確認します。
- 配信間隔は適切か(詰めすぎていないか)
- メッセージの流れに違和感がないか
- 変数({{displayName}}など)は正しく設定されているか
保存して有効化
「保存」ボタンをクリック後、シーケンスを「有効」に切り替えます。
まずは自分のLINEアカウントでテスト配信を行い、正しく動作することを確認しましょう。
トリガータイプ詳細
概要
LINE公式アカウントに友だち追加された瞬間をトリガーとします。新規顧客のオンボーディングに最適です。
使用例
- ウェルカムシナリオ(自己紹介→サービス案内→特典提供)
- 無料コンテンツの段階的提供
- 初回来店促進キャンペーン
設定のコツ
概要
顧客に特定のタグが付与された時をトリガーとします。行動ベースのフォローアップに最適です。
使用例
- 「資料請求済み」タグ → 資料フォローアップシーケンス
- 「セミナー参加」タグ → 参加後フォローシーケンス
- 「購入済み」タグ → アフターフォローシーケンス
設定のコツ
概要
顧客のカスタムフィールドに設定された日付(誕生日、契約日など)をトリガーとします。
使用例
- 誕生日の7日前に誕生日クーポン配信
- 契約更新日の1ヶ月前にリマインド
- 来店から30日後にリピート促進メッセージ
設定のコツ
概要
管理者が顧客を手動でシーケンスに登録します。個別対応や特別なケースに使用します。
使用例
- VIP顧客への特別シーケンス
- クレーム対応後のフォローアップ
- 展示会で名刺交換した見込み客
設定のコツ
効果的なステップ設計
基本原則
価値の提供を最優先
売り込みの前に、まず価値ある情報やコンテンツを提供しましょう。信頼関係の構築が購買につながります。
適切な間隔を保つ
メッセージの間隔が短すぎると「しつこい」と感じられます。目安:初期は1-2日間隔、後半は3-7日間隔。
段階的にクロージング
認知→興味→欲求→行動(AIDA)の流れを意識し、徐々に行動を促すメッセージへ移行します。
出口を用意する
興味のない人が配信停止できる手段を明示することで、ブロック率を下げ、本当に関心のある人だけが残ります。
配信タイミングの目安
| ステップ | 推奨タイミング | 目的 | 内容例 |
|---|---|---|---|
| 1通目 | 即時〜1時間以内 | 第一印象・期待値設定 | ウェルカムメッセージ、今後の配信予告 |
| 2通目 | 1日後 | 価値提供・信頼構築 | 有益な情報、無料コンテンツ |
| 3通目 | 3日後 | 興味喚起 | 成功事例、お客様の声 |
| 4通目 | 5日後 | 欲求醸成 | ベネフィット詳細、比較情報 |
| 5通目 | 7日後 | 行動促進 | 期間限定オファー、CTA |
条件分岐の活用
条件分岐を使うことで、顧客の状態や行動に応じてメッセージを出し分けることができます。
条件の種類
🏷️ タグ条件
hasTag- 特定のタグを持っているnotHasTag- 特定のタグを持っていないhasAllTags- 複数のタグをすべて持っているhasAnyTag- 複数のタグのいずれかを持っている
📝 フィールド条件
fieldEquals- カスタムフィールドの値が一致fieldContains- カスタムフィールドの値を含む
📊 行動条件
clickedLink- 特定のリンクをクリック済みopenedMessage- 特定のメッセージを開封済み
条件分岐の使用例
シナリオ:商品案内の分岐
このように、顧客の興味関心に応じて次のステップを変えることで、パーソナライズされた体験を提供できます。
友だち追加時設定
友だち追加時の初回メッセージは、ステップ配信とは別に専用の設定画面で管理できます。
3つのオプションのうち、1つのみ選択できます。複数のメッセージを送ると、新規友だちに「しつこい」印象を与える可能性があるためです。
配信分析
主要指標
登録数
シーケンスに登録された顧客の総数
完了率
最後のステップまで到達した顧客の割合
開封率
メッセージを開封した顧客の割合
クリック率
リンクをクリックした顧客の割合
分析のポイント
| 指標 | 目標値 | 改善アクション |
|---|---|---|
| 完了率 | 60%以上 | 途中離脱が多いステップの内容を見直す |
| 開封率 | 70%以上 | 配信タイミングの調整、冒頭文の改善 |
| クリック率 | 10%以上 | CTAの文言・デザインを改善 |
| 離脱ステップ | 特定ステップに集中しない | 離脱が集中するステップの価値を再検討 |
プロのテクニック
トリガータグの活用
「友だち追加」トリガーだけでなく、タグトリガーを組み合わせることで、より精密なシナリオが構築できます。
- 友だち追加 → ウェルカムシーケンス
- 「資料請求」タグ → 資料フォローシーケンス
- 「購入済み」タグ → アフターフォローシーケンス
配信時間の最適化
業種やターゲットに応じて、最も反応が良い時間帯を見極めましょう。
- BtoC:12:00〜13:00、20:00〜22:00
- BtoB:10:00〜11:00、14:00〜15:00
- 主婦層:10:00〜11:00、14:00〜15:00
シーケンスの重複防止
同じ顧客が複数のシーケンスに登録されないよう、タグで管理しましょう。
- シーケンス開始時に「○○シーケンス進行中」タグを付与
- 他のシーケンスの開始条件に「○○シーケンス進行中」タグ除外を設定
- シーケンス完了時にタグを削除
変数でパーソナライズ
メッセージに変数を使用して、一人ひとりに合わせた内容を配信しましょう。
{{displayName}}- LINE表示名{{name}}- 登録された名前{{customField.○○}}- カスタムフィールド
テスト配信の重要性
本番稼働前に必ずテスト配信を行い、以下を確認しましょう。
- 変数が正しく置換されるか
- 画像が正しく表示されるか
- リンクが正しく機能するか
- 配信タイミングが正しいか
定期的な見直し
シーケンスは一度作って終わりではありません。定期的に分析し改善しましょう。
- 毎週:完了率・離脱ステップをチェック
- 毎月:全体的な効果測定と微調整
- 四半期:大幅なシナリオ改訂を検討
よくある質問
はい、異なるトリガー条件を満たせば登録されます。これを防ぐには、タグを使った除外条件を設定するか、シーケンス開始時に「進行中」タグを付与して他のシーケンスから除外する方法があります。
ブロックされた顧客へのメッセージ送信は自動的にスキップされます。シーケンスは一時停止状態になり、ブロック解除されれば再開されます。ただし、ブロック期間中のメッセージは配信されません。
はい、影響します。まだ配信されていないステップについては、編集後の内容が配信されます。すでに配信済みのステップには影響しません。大幅な変更を行う場合は、新しいシーケンスを作成することを推奨します。
シーケンスを「無効」にすると、新規登録が停止し、進行中の配信も一時停止します。「有効」に戻すと、配信が再開されます。停止期間中にスキップされたステップは、再開後に配信されません。
はい、顧客詳細画面から「進行中のステップ配信」を確認し、「キャンセル」ボタンで削除できます。削除後は、同じシーケンスに再登録することも可能です。
用途に応じて使い分けます。
分:即時性が重要な場合(例:フォーム送信直後のサンクスメッセージ)
時間:当日中に複数回配信する場合
日:段階的な教育コンテンツ配信(最も一般的)
